こんにちは 小林 です。

駅の近くによく利用している有名な惣菜屋があるんですが、

僕くらいのＶＩＰともなると『ゴマ・しゃけ・おかか』の３点セットでランチというのがお決まりのパターンなんです。



店の気の良いおばちゃんも僕が入ってくるなり、

『いらっしゃい！いつもの３点セットだね？』と完全に顔パスなんですよ。



優越感に浸りながらも商品をＧＥＴできてしまうという、

とってもフレンドリーなお店なんです。

とまぁ、、超ＶＩＰ待遇な僕なのですが、ただ一つ不都合な点もあるんですよ。

　　

お給料が入った日なんかは、通常よりお高いおむすびの

『えび天むすとか、飛騨牛天むす』とか頼んじゃったりして、

ちょっとだけセレブな気分を味わいたいのですが、

僕が入口のドアを開けるや否や・・・

　

ピンポーン

『いらっしゃいませ♪いつものやねぇ！

３点セット入りま～す♪がさがさ（包む音） 』
　　

まぁ普通はこんなとき、

今日は『えび天むすにします』って言えば良いだけなんですけどね。



ピンポーン

『いらっしゃい♪がさがさ（包む音）　』
　　

とか間髪入れずに袋に詰め出すと僕にはもう拒否権はないわけです。



３点セット準備中のトランザムモードに突入してる笑顔のおばちゃん（おにぎりマイスター）を遮って、別のにしろだなんて何だか図々しいじゃないですか？

　　

この気の良い親切なおばちゃんに ガツン！と

自分の意志を主張できない僕には注文の自由はないわけですよ。

　　

人間だれしも思っていることを言葉にするには勇気が必要です。

良くしてもらっている相手が困惑するかもしれない、

自分の事を思って行動してくれている人に、あつかましく思われるかもしれない。



ですが、そんな品性や気質をかなぐり捨ててでも、

敢えて言わねばならぬ時もあるのですよ！？

言葉に出してちゃんと伝えなければ思いは伝わりませんからね。



『さ、、３点セットでお願いします、、、』